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右岸
評価:
辻仁成
集英社
¥ 1,785
(2008-10-11)

 江國香織「左岸」のもう片方、対の物語。

どちらの物語にも感じたように、若い頃、若気の至りというのが何とも初々しいのと同時にその若さが痛々しいなと感じる。(言う程自分も年齢を重ねている訳ではないけれども)
河のようにはじめは小さいけれど流れの速い急流、少し成長し悩み行動するのが緩やかになる中流(見た目は穏やかに見えるけれども、水中はとても複雑な流れ)、河が終わりに近づき見える流れも見えない流れも緩やかになり物事の大体のことに折り合いがついていく下流。そいういう印象があった。波瀾万丈だったし、人生って長いねとも思った。
物語自体も長い。読み終わってからいうモノじゃいかも知れないけど、やや疲れた。

私の河は多分まだ中流に入ったくらいだと思う。九ちゃんみたいに特別な力もないし、これっていう特技もない。自分の良いとろこより、悪いところのほうが気がつくから卑屈になったりするけど、それでいいような気がした。特別な力って生きてる上では必要ない。普通が一番。でも普通に生きることが一番難しいんじゃないかな。九ちゃんの人生の物語である「右岸」。これはそいういうことを気づかせてくれた物語だったと思う。
あと、家族っていいよね。

ほんのり苦さのあるシナモンみたいで、おいしゅうございました。

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